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慢性的な肩こりに対する葛根湯の有効性評価
ミトコンドリア・エネルギー代謝 Evidence: Medium 2022年5月10日

慢性的な肩こりに対する葛根湯の有効性評価

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論文概要

本研究では、長時間のデスクワークに従事し、慢性的な肩こり(頸肩腕症候群)を自覚する成人男女80名を対象に、葛根湯(かっこんとう)の有効性と安全性を評価しました。

検証結果

  • 葛根湯投与群では、プラセボ群と比較して、投与開始2週間後から肩および首周辺の筋硬度が有意に低下しました。
  • 肩の痛みを評価するVASスコアにおいて、30%以上の改善が見られた患者が全体の約65%に達しました。
  • また、肩こりと同時に「冷え」を訴えていた患者の一部で、冷えの改善も同時に確認されました。

専門家による解説

葛根湯は体を温め、発汗を促すことで表皮や筋肉の緊張を解きほぐす作用があります。風邪の初期症状によく使われますが、このように「寒さ」や「血行不良」からくる慢性的な肩こりにも優れた効果を発揮します。とくに筋肉がこわばっているタイプの方におすすめの処方です。

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